【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は27日午後3時50分(日本時間同)ごろ、首都平壌の北方から日本海に向け、短距離弾道ミサイル数発を発射した。日本の防衛省も、北朝鮮西岸付近から2発の弾道ミサイルが発射されたと発表した。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。
防衛省によれば、最高高度は1発目が約80キロ、2発目が約70キロで、それぞれ約350キロ、約340キロ飛行した。日本政府は「国連安全保障理事会決議に違反し、国民の安全に関わる」として、外交ルートを通じ、北朝鮮に厳重抗議した。
日本は衆院選の公示日で、高市早苗首相は発射時、仙台市で応援演説中だった。首相は情報収集に全力を挙げ、国民に迅速に情報提供するよう関係省庁に指示。首相官邸には木原稔官房長官や緊急参集チームが集まり、対応に当たった。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は今月4日以来。米国防総省ナンバー3のコルビー国防次官(政策担当)が日韓を歴訪中で、26日に韓国の趙顕外相や安圭伯国防相らと会談し、北朝鮮抑止を巡る対応などを協議した。北朝鮮には、こうした動きに対抗する狙いがありそうだ。北朝鮮では近く朝鮮労働党大会が開かれる見通しで、国威発揚を図った可能性もある。 [時事通信社]