まわし姿の男たちが福男を目指し、宝木を奪い合う奇祭「西大寺会陽」が21日、岡山市東区の西大寺観音院で開かれた。岡山県警などによると、参加者の40~50代の男性6人が病院に搬送され、うち3人が意識不明という。残り3人は会話ができる状態だった。祭りの途中でけがをしており、県警が詳しい状況を確認している。
西大寺会陽は「裸祭り」として知られ、男たちが激しく身体をぶつけ合い、宝木を奪い合う。室町時代から続き、国の重要無形民俗文化財にも指定された。2007年には、下敷きになった参加者が死亡する事故があった。
21日夜、大勢の観客に見守られる中、白いまわしを着けた男たちが「わっしょい、わっしょい」とかけ声を上げながら境内に入った。冷水で身を清めると本堂へ向かい、宝木の投下を待った。
午後10時、本堂2階の「御福窓」から宝木が投げ込まれると、男たちが激しい争奪戦を繰り広げ、ぶつけ合う体からは白い湯気が立った。
西大寺観音院のホームページによると宝木は直径約4センチで、長さ約20センチ。