町長が意識不明の八郎潟町、辞職届が出せず苦渋の「不信任」可決…「これまでの功績に感謝し決議」

秋田県八郎潟町議会は8日の臨時会で、畠山菊夫町長(72)(5期目)に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。地方自治法の規定では町長の辞職には本人の意思表示が必要だが、畠山町長は今年2月、公務中に脳出血で倒れ意識不明の状態が続く。柳田裕平議長は「不信任という方法はとりたくなかった。苦渋の決断だった」と話した。
全国町村議会議長会(東京都)によると、病気を理由に不信任決議案が提出されるのは異例。町長の妻から「町長を続けるのは困難」などの申し出があり、町や町議会が対応を検討していた。不信任以外の方法がないか総務省などに問い合わせたところ、妻など代理人による辞職届は「無効」との説明を受けたという。
議案名に「不信任」の文言は使わず、「これまでの功績に深く感謝しつつ、議会の総意として決議する」とした。町長は19日に自動失職し、50日以内に町長選が行われる。小野良幸副町長は「こうした場合の対応が法律に規定されていないとは思ってもみなかった」と語った。

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