「知華の死が無駄にならぬよう」辺野古遺族がnoteに綴る思い 文科省報告に感謝と願い

「しっかりと追求していただいたことに、まずは深く感謝を申し上げたい」。沖縄県名護市辺野古沖の船の転覆事故で死亡した同志社国際高(京都府)2年、武石知華(ともか)さん(17)の父親が22日、インターネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」に「文部科学省の報告について」と題する文章を投稿し、全国の学校関係者に安全確保の徹底や公正な教育を求めた。
父親は文科省が同日公表した事故に関する調査報告について「内容をすべて読んだ」とし、「全容解明や再発防止に向けて大きな前進となる」と記した。
文科省は同校実施の平和学習について政治的活動を禁じる教育基本法に違反すると判断。同校を運営する学校法人同志社(同)に是正を指導し、安全管理も「著しく不適切」だと指摘した。
最終的に「学校法人および学校の責任は極めて重い」と断じた文科省の見解について、父親は「行政がここまで踏み込んだ表現で学校の安全管理を断じたのは、生徒の安全をそれだけ重くみている意思の表れだ」とつづり、全国の学校関係者に対し、「知華の死が無駄にならないよう」安全確保の徹底を求めた。
さらに文科省の見解について「賛否のある議題を取り上げるのが悪いのではなく、取り上げる場合は一方に偏るのが良くないということが、見解として示されたことになる」と指摘。
同校に対して、過去の事前学習での講師の話の内容▽コース設定▽各コースの平和ガイドや講師がどのような話を生徒にしていたか―といった項目を、辺野古コースに限らず検証し直し、結果を公表してほしいとした。
最後に父親は全国の学校関係者に対し、「同志社国際高校を特異な例とせず、自校で行われている教育が、生徒の多面的、多角的な考察、公正な判断を妨げていないかについて、再確認してほしい」と訴えた。

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