2024年4月、当時17歳の被害者Aさんを北海道旭川市の景勝地「神居古潭」の吊り橋から転落させたとして、殺人罪などで起訴されている内田梨瑚被告(23)。5月26日に旭川地裁で行われた第2回公判では、内田被告らと共謀してAさんを連れ回したとされる当時16歳の少女・Yの供述調書の内容が明らかになった。
事件の発端は、Aさんが内田被告の写った画像データを無断で投稿し、それに内田被告が腹を立てたことだった。内田被告に無断投稿について知らせた張本人が、Yだった。
Yは2024年4月18日、自宅にいたところ、当時16歳の少年・Xから連絡を受けた。LINEを通じて、内田被告が「態度がなってない」などと電話でAさんを問い詰める模様を音声で聞かされたという。内田被告に「Yにも謝りたいそうだから、こいつを旭川まで連れて行く。寝ずに待ってて」と指示されたため、彼女たちに合流することになった。
そして4月19日午前1時過ぎ、内田被告らの乗る車がYの自宅前に到着した。内田被告に「隣に座って」と言われた通り、後部座席のAさんの隣に座ったという。人気のない場所へ車に移動すると、内田被告は、Aさんに「降りて」と命じた。
〈Aさんは梨瑚さんに指示され、『勝手に(画像を)使ってすみませんでした』と土下座。私はその場所から離れたくて、『寒いです』と言って、車に戻りました。まもなく梨瑚さんとAさん、Xが戻ってきて、梨瑚さんが車を出した」〉(Yの供述調書より。以下同)
Yは「先に帰りたいです」と訴えたが聞き入れられず、それから内田被告は、小西優花受刑者(21)を迎えに行った。なお、小西受刑者は、内田被告と同じく殺人、不同意わいせつ致死、監禁で起訴され、すでに公判を終えて懲役23年の有罪判決が出ている。
合流した小西受刑者は、内田被告と一緒になってAさんを責め始めたという。
〈優花さんと梨瑚さんに『今すぐ死んでくれ』や『謝るくらいなら死んでくれ』と言われて、Aさんは、そのたびに『はい』と答えていた。優花さんは、Aさんを殴る真似もしていました〉 小西受刑者が合流した後、Xは一足先に帰宅したが、そのまま解散とはならず、内田被告と小西受刑者、Yの3人でAさんを連れ回し続けた。Aさんは、毎月5万円を支払うように約束させられた上に、自宅の住所やアルバイト先まで聞き出されたという。
〈梨瑚さんと優花という人から罵倒されて、Aさんは、『すみません』と謝っていました。『謝るくらいなら死んで』と言われたAさんが『死にたいです』と答えたので、梨瑚さんは、『車で轢いてやるから、そこの電柱に立て』と言った〉