この秋どこでクマ出没増?ドングリの実りに“ある傾向” 凶作で高まる警戒

クマの目撃情報が各地で相次ぎ、自治体などが警戒強化を呼びかけています。秋の行楽シーズンはまた被害が増えてしまうのか。餌となるドングリの実りを調べると、今年はある“傾向”が…(サタデーステーション9月19日OA)
「とにかくデカい」住宅街走るクマ新映像
番組が入手したドライブレコーダーの映像。今週水曜日。秋田県にかほ市の住宅街に現れた大きなクマ。

別の動画では、車が通る道を行ったり来たり。ヘッドライトに照らされて住宅の庭に逃げていきました。
目撃者

「1mから1.5mはあったような気がします。とにかく横幅がデカいという印象です」
この付近では次の日にも2度、クマが目撃されています。秋田県は、今「秋のクマ事故防止強化期間」として警戒を高めています。19日も、早朝から猟友会が見回りを行っていました。
報告 田中昌貴

「今リンゴ畑の中にシカがいました。銃を取り出してワナの見回りに向かいます」
収穫時期を迎えた果物に被害が出ることから果樹園などに箱わなを設置しています。
平鹿猟友会 高橋司さん

「エサ動いてる跡があって、何かに掻き出されている。でも今日の跡ではない」
5連休 都内でも高まるクマ警戒
クマの出没は都内でも。東京・高尾山では先月、登山道の付近でカメラにクマが映っていたことが今週明らかになりました。訪れる人の増加が見込まれることから、市は注意喚起を強化。
登山客

「鈴とか、こういうのを持って(クマスプレー)。昨日買ったんですよ。子供が「危ないから」って」
全国の死者数は4月以降ですでに6人。過去最高だった去年を上回るペースとなっていて、クマの出没情報は、前年同期比でおよそ1.4倍です。
この秋どこで出没増?“山の餌”に傾向
秋以降、クマの出没はどうなるのでしょうか。その手がかりとなるのがドングリの状況です。サタデーステーションが向かったのは兵庫県。
兵庫県森林動物研究センター 藤木大介主任研究員

「これがコナラというドングリがなる木です。去年の兵庫県は16年ぶりに大豊作だったんですが、その反動で今年は全く実が、ドングリがついていない状況になっている」
実りが良かった時と比べると、ドングリの実のようなものが見当たりません。
兵庫県森林動物研究センター 藤木大介主任研究員

「6段階で評価をしていまして、今年はそのうちの下から2番目の凶作という評価になります」
クマの食料となるドングリなどの状況は去年、大凶作だった東北地方などでは、軒並み豊作の予想。一方で、去年は豊作とされていた兵庫県など西日本では、凶作傾向と予想されています。

神戸市では6月、市内で初めてクマの生息が確認されるなど今年は西日本で警戒感が高まりつつあります。再び出没が増えれば、緊急銃猟せざるを得ない場面も想定されます。
緊急銃猟 リスク軽減に対策は
今週、福島市が公開した、緊急銃猟の様子です。おびき出すために、クラクションを鳴らすと。奥から飛び出してきたクマ。とっさに銃を構えて麻酔を打ち込みます。当たったものの、興奮したクマが、目の前に。大きな危険を伴う緊急獣猟。こうした“捕まえる側”のリスクを軽減するため、最新技術の開発が進んでいます。
報告 内田吾郎

「あちら4本足のロボットが動いています」
これは災害現場での捜索などのために開発された四足歩行ロボット。クマの足あとや、床下など地面に近い所を詳細に探索できることが強みです。

さらに力を発揮するのは見通しが悪い場所。建物の奥に隠れた番組スタッフを探してみます。暗い住宅内を進んでいくと通常のカメラだと暗闇で人の目には様子が見えませんが、搭載された熱を感知するカメラで見てみると浮かび上がった人の姿。暗闇ややぶのなかでも、動物の体温から居場所を感知することができました。クマスプレーや威嚇のための光、大きな音を出す装備も搭載できるようになるといいます。
Highlanders CTO 上原昇馬さん

「人が今パトロールしている、その最中にもやはりクマに襲われるケースはあると思います。そういったのをロボットで代替していくことによって、そのリスクをまずなくすことができると思っています」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする