東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」内の時計店で29日夜、約4600万円相当の高級腕時計1本が盗まれた。警視庁中野署が窃盗事件として逃げた男の行方を追っている。同施設内では8月にも別の時計店で高級腕時計4本が盗まれる事件があり、チリ国籍の男2人が窃盗容疑で逮捕、起訴された。
同署幹部などによると、29日午後7時55分頃、営業中だった同施設3階の時計店で、客を装った男が試着していたスイスの高級メーカー「オーデマ・ピゲ」の腕時計を左腕に着けたまま東方向に逃走した。
男は黒っぽいジャケットとズボン、帽子を着用し、店での滞在は8分ほどだったという。店には、売り場とバックヤードに1人ずつ店員がいたが、けがはなかった。
通行人の50歳代男性は、店関係者に追われて走って逃げる人物を目撃した。「ただごとではない雰囲気で、また事件が起きたのかと思った」と驚いた様子だった。