大阪『福島区』にも相次ぐ中国からとみられる迷惑電話 大阪の飲食店にも1日100件近く

東京電力・福島第一原発の処理水を海洋放出してから1週間。関西でも『中国からとみられる迷惑電話』の被害が相次いでいます。 大阪府庁の食堂では風評被害対策として福島産の水産物を使った「福島応援定食」が登場しました。その味は? (大阪府 吉村洋文知事)「おいしい。みなさん大阪府庁の食堂に食べに来てください」 岸田文雄総理は8月31日夕方にも風評被害を受けている漁業関係者への支援策を表明する見通しですが、中国国内での抗議活動も過熱しています。 中国の天津で撮影されたという映像。処理水放出への反対の意思を示そうと人々が川に飛び込んでいきます。そんな抗議活動のひとつと考えられるのが「中国からの迷惑電話」です。 (実際の電話の音声)「君たちはバカじゃないか。お前らは核排水を海に捨てて、お前らは病気じゃないか」 実はこちらは大阪の飲食店にかけられたものです。 (コンセントカフェ・オーナー 村井順一さん)「24日の木曜日の午後に電話が鳴ってきて。バカヤローとかっていうような電話が頻繁に続いて。5分ごとに鳴ってくるというような感じだったので、本当に僕らも迷惑でしかないし」 多い日で1日100件近くかかってきたといいます。1週間経った今、件数はかなり減りましたが、8月30日も10件ほどかかってきたそうです。 (電話の音声)「もしもし?バカ!」 利用客などからの電話があるため電源を切るわけにもいきません。一度、常連客の協力で迷惑電話の相手とやり取りするも…。 (コンセントカフェ・オーナー 村井順一さん)「(住んでいるのは)中国の内陸で、海がないところで、24歳で、というキャッチボールはできたみたいですけれども。それ以外は、何のために?というのも返ってこないし、どこでこの番号を知ったのか?というのも返ってこないし」 全国で相次ぐ中国からとみられる迷惑電話の被害。大阪市福島区では「福島」という地名で間違えられたのか、区内の複数の薬局などに迷惑電話がかかっていることもわかりました。

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