「教師をクビになってもいい、殺すぞ」生徒の首を押す 質問繰り返す生徒に腹を立て・・・ 教師の体罰事案を公表 堺市

堺市は市立の小中学校で児童生徒に対する教師の体罰事案4件があったと明らかにしました。
堺市によりますと、中学校に勤務する40代の男性教師は9月、授業を抜け出してグラウンドに出てきた生徒が「体育大会、なんでシャツ入れなあかん」と同じ質問を繰り返したことに腹を立て、「おまえなんか生徒じゃない」「教師をクビになってもいい。殺すぞ」などと言い、生徒の首の下を手のひらで押しました。
その場に居合わせた別の教師らが引き離し、生徒は首のまわりが赤くなったものの、けがはないということです。
男性教師は「自分の未熟さに情けなくなりました。二度と起こさないことを誓います」と話したということです。
ほかにも小学校では、児童が別の児童に机をぶつけたのを見て腹を立てた30代の男性教師が机を蹴り、児童のほおをビンタしました。
教師はその後、校長室に行き「教師として、してはいけないことをした」と概要を報告したということです。
堺市では9月、計4件の体罰が確認され、1ヵ月間の件数としては最多だということです。
市は教師らの処分を検討し、再発防止に努めるとしています。

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