日大アメフト部員の初公判 薬物発覚の際「副学長がもみ消すと思い安心した」 使用人数は「10人程度」

日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件をめぐり、麻薬取締法違反の罪に問われている3年生部員の男の初公判で、男は、薬物が発覚した際、「副学長がもみ消すんだと思い、 少し安心しました」などと語りました。
日本大学3年生でアメフト部員の北畠成文被告は、ことし7月、東京・中野区のアメフト部の寮で覚醒剤を麻薬だと認識して所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われています。
1日の初公判で、北畠被告は起訴内容を認め、「親も含め部活、大学関係者に迷惑をかけて申し訳なく思います」と謝罪しました。
また、部内で薬物を使っていた人数については「10人程度」と答え、部屋に集まり使用する頻度は、「今年は月に1回、多くても週に2回」と述べました。
さらに、寮から薬物が見つかった際、アメフト部の監督から「澤田副学長に見つかってよかったなと言われました」として、「副学長がもみ消すんだと思い、少し安心しました」と述べました。
検察側は懲役1年6か月を求刑し、裁判は1日で結審しました。判決は、来月9日に言い渡されます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする