政府は12日、マイナンバーカードを持つのが不安な高齢者らを念頭に、暗証番号の設定が不要な「顔認証マイナンバーカード」を15日から導入すると明らかにした。市町村で申請を受け付ける。顔認証カードは健康保険証と本人確認書類としての利用に限る。12日のマイナンバー情報総点検本部で示された。
政府は2024年秋に現行の保険証を廃止し、カードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える。マイナカードを巡っては高齢者らから「暗証番号の管理が不安」との声が上がっていた。このため政府は顔認証カードの導入を決め、自治体の準備を踏まえて開始時期を調整していた。
[時事通信社]