岸田首相は6日午前、石川県能登地方を震源とする地震を受けた非常災害対策本部会議を首相官邸で開いた。首相は、土砂崩れなどで寸断されている国道249号などの幹線道路について、国が県に代わって復旧に当たるよう関係省庁に指示した。
これらの道路は通常、県が管理しているが、首相は「孤立地域の早期解消に向け、道路の緊急復旧を迅速に進め、輸送ルートの確保を図ってほしい」と述べ、国が対応に当たるよう求めた。さらに、災害復旧や支援物資輸送に必要な車両の通行を優先するため、自家用車で被災地に向かうのを控えるよう国民に呼びかける必要性も強調した。