小林製薬(大阪市)が販売する「紅麹(こうじ)」のサプリメントの摂取が原因とみられる健康被害が相次いでいる問題で、岐阜県は3月29日~4月1日、紅こうじ原料を仕入れた県内4カ所の工場に立ち入り調査した。
調査したのは、「紅麹コレステヘルプ」を製造していたアピ池田工場(池田町)、アピネクストステージ工場ソフトカプセル課(揖斐川町)、中日本カプセル(大垣市)、アダプトゲン製薬可児工場(可児市)の4施設。いずれも大阪市の依頼を受けて実施したもので、アピ池田工場は3月26日に続く2回目。同工場を除く3施設はいずれも小林製薬が紅こうじ原料を卸している52社から仕入れ、「コレステヘルプ」以外のサプリなどを製造している。
立ち入り調査では、紅こうじ原料の仕入れ先や仕入れ日、販売先、販売数量などを把握。近日中に大阪市に報告する。【太田圭介】