元衆院議員の宮崎謙介氏(43)が5日までにX(旧ツイッター)を更新。過去に不倫スキャンダルで自民党から離党勧告を受けて辞職した当時を振り返った。
政治資金パーティー裏金事件をめぐり自民党が安倍派の衆参両院トップの立場にいた塩谷立座長(74)と世耕弘成前参院幹事長(61)に離党勧告を突きつけたことが話題となる中、宮崎氏は「今更、私の話など興味がないと思われるでしょうが、私も8年前にお騒がせした際に実は『離党勧告』を受けていました」と言及。「それを告げられた時、私は離党をしても国民からは同じ国会議員として生活しているじゃないか、ケジメをつけたことなならないじゃないか、とご批判を受けることになると思い、政治不信を招いた責任をとって議員辞職をしたいと申し出ました」と経緯を説明した。
続けて「ただ離党という処分は今の衆議院議員の選挙制度からするとかなり厳しいものがあります。選挙地盤が構築されているベテランや二世議員ならば問題はないのですが、普通の議員からすると本当に死活問題です」と説明するとともに、「しかも、当時は『離党してほとぼりが冷めたら戻してやるから』と言われても、戻されることはなく寧ろ、選挙になったら同じ選挙区で自民党の公認候補が擁立されるということも多々ありました」と“裏約束”がほごにされるケースが少なくなかったことを明かし、「あれから8年。党執行部が変わったことで処罰の線引きのルールも変わるのだなと、しみじみと永田町を眺めています。混沌とした時代を迎えているので一刻も早く政治不信が解消されることを切に願っております」とつづった。