容疑者氏名や事件の対応状況など捜査情報を外部に漏えい疑い、元公安課の巡査長を逮捕

容疑者の氏名などを含む捜査情報を外部に漏えいしたとして、鹿児島県警は8日、県警曽於署の巡査長、藤井光樹容疑者(49)を地方公務員法違反(守秘義務)の疑いで逮捕した。
発表によると、藤井容疑者は県警公安課に所属していた昨年6月12日、1人分の犯罪歴に関する情報をスマートフォンで外部に送信。今年3月11日には、容疑者の氏名や事件の対応状況などを記載した「告訴・告発事件処理簿一覧表」を同じ相手に郵送し、職務上知り得た情報を漏らした疑い。容疑を認めているという。
今年3月、インターネットメディアが一覧表を写したとみられる写真と記事を配信し、県警は300以上の個人情報が流出した疑いがあると発表していた。
県警は漏えい先を明らかにしておらず、ネットメディアが掲載した文書との関連についても「現時点では特定できていない」としている。

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