熊本県の補助金7800万円不正受給疑いで養殖業の男逮捕 県が経緯を説明

熊本県の補助金7800万円あまりをだまし取った疑いで八代市の養殖場経営者が逮捕された事件をめぐり、県は23日、約2500万円が返還されていることを明らかにしました。
この事件は、八代市で養殖場を経営する北村和彦容疑者(60)が虚偽の申請を行い、3回にわたって設備投資に対する県の補助金あわせて7800万円あまりをだまし取ったとして22日、詐欺の疑いで逮捕されたものです。
北村容疑者の逮捕を受け、熊本県は23日、会見を開き、これまでの経緯などを説明しました。県によりますと、北村和彦容疑者はアユやウナギの加工に使う急速冷凍機などの購入費用として県から補助金を受け取りました。2021年に県の担当者が養殖場を訪れたところ、申し出と異なる備品の購入など不正な支出が見つかったため、去年3月に刑事告訴していました。
北村容疑者は、これまでに約2500万円を県に返還していて、残りの約5300万円について県は今後、民事執行法に基づいて債権回収に努めるとしています。

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