群馬県は21日、お盆時期の13、14日に桐生市の菓子店「山口食品」が製造・販売したおはぎを食べた20~90代の男女36人が黄色ブドウ球菌による食中毒を発症したと発表した。下痢や吐き気などの症状があり50~90代の男女5人が入院したが、全員が退院し快方に向かっているという。
県によると、同店の調理器具と有症者2人の便から黄色ブドウ球菌が検出されたため、県は同店のおはぎが原因として21日から3日間の営業停止処分にした。
黄色ブドウ球菌は手荒れや傷の部分に存在し、毒素は加熱しても壊れないため、県は予防策としてこまめな手洗いや調理器具の洗浄を呼びかけている。【日向梓】