名古屋の教育委員会が金品を受け取っていた問題、最終報告書の内容は。
(調査チーム座長 京都芸術大学 寺脇研 教授)「(調査は)驚きの連続『こんなことやっているの?』『まだやっているの?』と」
名古屋市教育委員会では教員団体から毎年、校長などに推薦する名簿とともに金品を受け取っていて、半年間に渡って検証チームの調査が行われてきました。
70人以上へのヒアリングをもとに28日、提出された最終報告書は金品や名簿で人事が不当にゆがめられたとは「認定できなかった」と結論づけました。
一方で「疑惑や不信を招く不適切で言語道断な行為」だと厳しく非難しています。
(名古屋市河村たかし市長)「信頼感は地に落ちた。(教員は)使命感を持ってもらわないといけない」
報告書は「問題の背景には教員同士の身内意識や同調圧力があった」とも指摘しました。