ストーカー行為をしたとして、警視庁本所署が、日本経済新聞社の記者、花沢葵容疑者(33)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材で判明した。逮捕は26日。
捜査関係者によると、逮捕容疑は、17~25日、別の報道機関に勤務する30代の男性記者に、「PayPay(ペイペイ)」のチャット機能で「会いたい」などと計64回にわたりメッセージを送ったとしている。
花沢容疑者は「メッセージを送ったことは間違いないが、ブロックされておらず、受け入れられていると思っていたので納得いかない」と容疑を一部否認しているという。
逮捕前の8月上旬、警視庁はストーカー規制法に基づき、男性へのつきまとい行為をやめるよう花沢容疑者に対して口頭で複数回警告をしていた。
日本経済新聞社広報室は「社員が逮捕されたことは大変遺憾。事実関係が判明次第、厳正に対処する」とコメントした。【遠藤龍、加藤昌平】