ジョーカー河合悠祐氏 都知事選ポスター問題で高裁に提訴「小池さんの票が減って、石丸さんは差を埋められた可能性」

7月の東京都知事選に立候補した「ジョーカー議員と投票率を上げる会」代表の河合悠祐氏が2日、都知事選の選挙無効を棄却した東京都選管の決定を不服として、東京高裁に提訴した。
司法記者クラブで会見した河合氏は「選挙ポスターおよび掲示板は、有権者が候補者の存在を認識し、比較検討する上での重要な手段。掲載方法には厳密な公平性が求められ、選挙ポスターの掲載方法に候補者間で不公平さがあれば、重大な手続き的瑕疵」と断罪し、改めて選挙無効を訴えた。
都知事選では立候補者56人に対し、ポスター掲示場には48枠しか用意されず、8人は枠外への掲示を余儀なくされた。河合氏の選挙無効の異議申し立てに対し、都選管は先月19日付で、ポスターが枠外になったとしても小池百合子氏の得票を上回る候補者が出た事情は見当たらずに「選挙の結果に異動を及ぼすおそれはなかった」との判断を示していた。
河合氏はこの日、都選管の解釈の問題点を列挙したうえで、「今回の選挙はポスター掲示板が8人分なかったことで話題になった。本当は小池さんがカイロ大を卒業したかが論点となるハズだったが、選管の瑕疵で、報道がほとんどポスターに持っていかれた。カイロ大の話題になっていれば、小池さんの票が減って、2位の石丸伸二さんとの100万票を埋めるぐらいの差があったかもしれない。異動を及ぼす可能性はあった」と指摘した。
また裁判所で偶然、居合わせたNHK党の立花孝志党首も会見に同席した。同様のポスター問題で、都選管には異議申し立てを棄却されていた立花氏は次の衆院選の千葉14区や東京1区などで、多数の候補者擁立を明言。「ポスター掲示場は無駄ですよねという訴えで都知事選を戦ったのに全く改正がない。またポスターを貼れない人を作り上げる」と都知事選と同様のポスター問題の状況を再び作り上げると予告した。

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