東京都は2日、18歳以下の都民に月5000円を支給する事業「018サポート」で、子ども1694人分の計約1億2000万円を誤って支給していたと発表した。
都によると、2023年度の受給者は24年度の申請が不要で、継続支給される。通常は個人情報を突き合わせて重複を防ぐが、24年度から始まったマイナンバーカードを活用した手続きでは重複申請しても、別人物と判定される照合システムの設定となっていた。子ども1人当たり、2万~8万円を誤って支給していたという。
8月下旬、振込金額が多いことに気付いた受給者からの指摘があり、判明した。都は誤支給の対象者に返還か次回以降の支給と相殺して対応するよう求めている。【島袋太輔】