他人のクレジットカード情報でゲーム機のコントローラーを注文したなどとして、京都府警は3日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、大阪府枚方市桜丘町の無職、小林優容疑者(24)を逮捕した。「遊ぶ金欲しさと生活費のためだった」などと供述し、容疑を認めているという。
入手したクレジットカード情報は「(通信アプリの)テレグラムで中国人から買った」などと説明しているといい、府警が詳しい経緯を調べる。
逮捕容疑は6月1日、任天堂の公式通販サイトで、他人名義のクレジットカード情報を入力し、ニンテンドースイッチのコントローラー2点(計約1万6千円)を注文。大阪市浪速区の私設私書箱に配送させて盗んだとしている。
府警によると、容疑者は今年6月までに同サイトで300件以上の不正注文を行い、うち約190件(計約220万円)が実際に配送されていた。7月に任天堂から府警に相談があり、捜査を進めていた。
また複数の名義で登録されていた容疑者の私設私書箱には、約4年間で1700件近くの配送があったことも判明。大手家電量販店などからも同様の手法で商品を窃取し転売を繰り返していたとみられ、府警が経緯を捜査する。