【身近なリスク】一人暮らしの部屋に無断侵入…指紋の痕跡から「4桁の暗証番号」特定か 逮捕された同マンションの男の手口

マンションの玄関を開閉する『電子キー』。思わぬところに目をつけられて女性が自宅に侵入されていました。身近なリスクに注意が必要です。大阪府吹田市に住む27歳の男は、2024年5月、マンションに住む30代女性の部屋に、無断で侵入した疑いなどで逮捕されました。警察によりますと、男と被害女性は同じマンションに居住。このマンションの玄関キーは特徴的なもので、テンキーに4桁から12桁の任意の暗証番号を自身で入力して開閉するといいます。◆そんなセキュリティ下で、男が侵入した手口とは…。警察によると、男はテンキーパネルを玄関の外から覗き、指紋の付着が少ない部屋をいくつか絞りこみます。続いてそれらの部屋番号の集合ポストを物色し、郵便物から女性が住んでいるかどうか、推定します。◆こうして目当ての部屋を決めると…。夜を待ち、外からベランダを見て室内の明かりがないことを確認。さらにインターホンを押して、不在を確認したといいます。そして男は無人の部屋の前に行き、指紋の残るキーで暗証番号の組み合わせを試して玄関を開錠。無断で部屋に侵入していたとみられています。男は2024年7月、同じマンションに住む別の20代女性の部屋に無断侵入した疑いでも逮捕されていて、ほかにも被害者がいる可能性があります。男は取り調べに対し、「一人暮らしの女性の生活に興味があった」と、容疑を認めているということです。◆この事件で浮かび上がる「身近なリスク」・玄関テンキーに残った指紋・郵便物から住人の性別を推定・夜、外から見て在室を確認・マンションの事情知る住人が容疑者

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