岩屋外相がウクライナを訪問、シビハ外相と会談…北朝鮮兵のロシア派遣などで意見交換の見通し

【キーウ=栗山紘尚】外務省は16日午前、岩屋外相がウクライナを訪問したと発表した。石破内閣の閣僚が同国に入るのは、今回が初めて。岩屋氏はアンドリー・シビハ外相と会談し、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣などを巡って意見を交わす見通しだ。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談も調整する。
岩屋氏は15日夜(日本時間16日未明)にポーランドに到着し、陸路でウクライナ入りした。多数の民間人が虐殺されたキーウ近郊のブチャを視察後、シビハ氏らとの会談に臨む。安全保障協力の強化に加え、越冬支援や復旧・復興に取り組む方針を伝達し、石破内閣としてもウクライナ支援に注力していく姿勢を示す狙いがある。
岩屋氏は、南米ペルーで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議に出席後、ポーランド経由でウクライナに向かっていた。

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