後志の蘭越町で有害なヒ素などを含んだ蒸気が噴き出している問題で18日夕方からはじまった水を入れる作業で噴出がほぼ収まったことが確認されました。
熊沢拓朗カメラマン「蘭越町の上空です。立ち上っていた蒸気は見ることができません」
蘭越町の掘削現場では6月29日に蒸気が噴出し始めて以来、およそ50日ぶりに蒸気が出ていないのが確認されました。
掘削を行っている三井石油開発によりますと、蒸気を止めるために井戸に水を入れる作業は今月12日に始まったものの効果が見られず、13日に一旦作業は中止していました。
その後、方法を見直し、きのう夕方から作業を再開したところ蒸気の抑制に効果があったことが確認できたということです。
注水は引き続き、おこなわれていますが今後は、セメントで井戸を固める作業へと移行する計画です。