パトカーとのカーチェイスの末、停まっていた車に激突。逮捕されたのは、強盗殺人未遂事件で指名手配されていた男だった。
封鎖された有料道路の料金所も突破 猛スピードで逃走
8月21日午後4時半過ぎ、青森市で撮影されたドライブレコーダーの映像。道路右前方には車が停車している。
そこに突然、画面右側から白い軽自動車が猛スピードで現れ、そのまま前に止まる車に激突した。
すぐ後ろには、パトカーや慌てて駆け寄る警察官の姿も見える。
事故の目撃者: 音もドンってすごい音がして。車がぶつかって止まったら、警察官が10人から20人ぐらい取り囲んでいて。
公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは、無職の佐藤広明容疑者(76)。岩手県で起きた強盗殺人未遂事件で全国に指名手配されていたのだ。
また、追跡を受ける前には、40代の女性を車内に監禁していたこともわかった。
別の防犯カメラには、猛スピードで走る軽自動車を追跡するパトカーが写っていた。
逮捕前の21日午後4時過ぎには、警察の要請を受け、みちのく有料道路管理事務所が道路を封鎖。
ところが、車は設置されたコーンをなぎ倒してそのまま逃走を続け、その30分後に検問の現場で警察車両に突っ込んだ。
調べに対して「ぶつけたことは間違いない」と話し、容疑を認めている佐藤容疑者。警察はけがの治療のため一度釈放し、回復を待って強盗殺人未遂事件についても調べる方針。
(「イット!」8月22日放送より)