神戸市は12日、強い毒性を持つ特定外来生物「コカミアリ」が初めて見つかったと発表しました。
神戸市によりますと、コカミアリは神戸市東灘区の六甲アイランドに置かれていたコンテナの周囲から、約50匹が見つかったということです。
このコンテナはフィリピンから岡山県の水島港に向かう際、積み替えのために陸揚げされていて、水島港でのコカミアリ発見を受け、神戸市でも調査していました。
コカミアリは中南米原産の1ミリから4.5ミリ程度の小型のアリで、刺されると非常に強い痛みが生じるほか、生態系に影響を及ぼすとして「特定外来生物」に指定されています。
今回、コカミアリが確認された場所は一般の人は立ち入りできないエリアで、人的被害もないということです。
市は、コンテナが置かれていた周囲に殺虫剤入りのえさを置くなどして対策を進めています。