公明代表「副大臣・政務官の女性ゼロは残念」 解散総選挙には「全力で準備」

公明党の山口代表は16日、鹿児島市内で講演し、第2次岸田再改造内閣の副大臣・政務官に女性が1人も起用されなかったことについて「残念だ」と述べた。
山口代表は講演で、女性閣僚が5人誕生したことについては「女性活躍の時代だから、どんどん活躍の場を広げていただきたい」と評価した。
一方で、「副大臣・政務官の任命があったが、両方とも女性はゼロ。ちょっと残念だった。公明党も女性のいい人をと思っていたが、たまたまこの機会には女性を登用することができなかった」と説明した。
また、衆院の解散総選挙に向けては、「選挙がいつあるかは総理大臣が決めることだが、もういいかいと言われた時に『まだです』というのでは、総理もやるにやれない。呼吸が合ってしかるべきところに力を発揮できるように、公明党は全力で準備にあたっていく」と強調した。
さらに山口代表は、講演後に記者団から、国民民主党の元参院議員である矢田稚子氏が首相補佐官に起用された異例の人事について問われ、岸田首相から事前に報告があったことを明かした。
そのうえで、「補佐官に任命された意図に従ってどう生かしていくか、総理のやり方を見ていきたい」と述べ、国民民主党の連立入りの布石だとの見方については、「国民民主との連立という話は聞いたことがないし、連合も否定している」と冷ややかな姿勢を示した。

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