オリックス野球クラブ株式会社は17日、近鉄OBで外野手だった平野光泰(ひらの・みつやす)さんが9日午前5時20分に兵庫・姫路市内の病院で亡くなっていたと発表した。享年74歳で死因は非公表。通夜・告別式は家族葬にて執り行われた。
平野さんは大阪市西区出身で明星(大阪)、クラレ岡山から71年のドラフト6位で近鉄に入団。77年にレギュラーに定着すると、79年の近鉄初優勝から連覇に貢献した。79年からダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を2年連続で獲得。80年の日本シリーズでは優秀選手賞に輝いた。
俊足、強肩が武器で、79年6月26日の前期最終試合となった南海戦(大阪)では同点の8回2死一、二塁の中堅守備で、中前安打に猛チャージし、ノーバウンドのバックホームで二塁走者の定岡を刺し、前期優勝の立役者となった。闘志を全面に押し出したプレーはガッツマンと呼ばれた。
プロ通算1183試合に出場し、打率2割6分4厘、107本塁打、423打点、106盗塁。右投右打。