インフル感染者増、コロナ上回る 「注意報」レベル14都県に

厚生労働省は6日、全国約5千の定点医療機関から9月25日~10月1日の1週間に新たに報告されたインフルエンザの感染者数は計4万7346人だったと発表した。前週比1.35倍と増加した。1医療機関当たりの平均は9.57人で、減少傾向となっている新型コロナウイルスの8.83人を上回った。
武見敬三厚労相は6日の閣議後記者会見で「例年と比較して患者が多い状態で推移している」と言及。インフルエンザの予防接種を巡り「新型コロナワクチンとの同時接種も可能。希望する人は早めの接種を」と呼びかけた。
前週と比べ39都道府県で増加した。流行の「注意報」レベルとなる10人を超えたのは14都県。1医療機関当たりの感染者数が多かったのは順に沖縄25.93人、千葉19.56人、大分19.55人だった。首都圏や九州・沖縄での流行が目立つ。少なかったのは青森0.48人、福井0.92人、岩手1.03人など。
休校や学級閉鎖などになったのは全国で計2204施設だった。

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