10月4日、埼玉県の自民党県議団が、県議会に虐待禁止条例の改正案を提出。その内容に賛否の声が上がっています。
小学3年生以下の“放置禁止”
「児童を住居 その他の場所に残したまま外出すること その他の放置をしてはならない」
提出された改正案では、放置された児童の死亡事案が多発していることを受け、保護者などの大人が、小学3年生以下の子供を、車や自宅に残したまま外出したり、公園などに放置することを禁止としています。
13日の議会で可決されれば、全国で初めて「置き去り」の禁止を明文化した条例が生まれることになりますが、埼玉県に住む子育て世代は、困惑の色を隠せません。
小学2年生と2歳の母(30代): まさかそんなことがあったら、本当に仕事辞めなきゃいけなくなるし…。習い事とかに行かすにも親同伴でなきゃいけないとかなってくると、それこそ働けなくなってくる。
条例自体には賛成という人も、実現への難しさを口にします。
小学4年生の母(40代): 海外ではまだ小学生ぐらいの年齢の子は、一人で行動するのは禁止されてる国もありますので、私は賛成です。ただ、お仕事されてるお母さまは多いので…。
4歳双子の母(20代): 小3くらいだったら、別に親が付き添いでもっていうのは悪いことじゃないのかな?(条例は)あった方がいいかなとは、思いますね。 お使いだったり、お買い物お手伝いっていうところを考えると、(条例で)やらせませんよっていうのは、ちょっと子供の成長の上で心配かなっていうのはありますね。
様々な声があがる“放置や置き去りの禁止”条例。可決されれば、来年4月1日から埼玉県で施行される見通しです。 (めざまし8 10月6日放送)