ランナー42人、スズメバチに刺される トレイル大会中 岐阜・高山

8日正午ごろ、岐阜県高山市で開催された山岳地帯を走る「飛位山(くらいやま)トレイル」大会のランナー42人が、レース中にスズメバチに刺された。うち3人は複数箇所を刺された可能性があり、経過観察が必要として市内の病院に入院した。
市や地元住民などでつくる実行委員会によると、大会は7、8両日に開催。8日は県内外の計248人が参加し、12キロ、32キロ、40キロの各距離部門でレースが行われた。このうち32キロと40キロのコース上にある川上岳の山頂(標高約1600メートル)を過ぎて約2キロの地点で大量のハチが発生し、ランナーが次々に刺されたという。実行委が調べたところ、コース付近にハチの巣があった。
入院した3人のほか、8人は医療機関を受診後に帰宅し、31人が体調に異常がなく帰宅した。実行委の担当者は「レースの1週間ほど前からコースを下見したが、巣は確認できなかった。見落としたのなら、申し訳なかった」と話している。ハチの巣は今後撤去するという。【黒詰拓也】

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