山梨の山林に女性遺体 交際相手が乗っていた車や自宅の靴から血痕

山梨県内の山林で当時18歳の女性の遺体が見つかった事件で、女性と交際していた31歳の男が乗っていた車や自宅にあった靴に、女性のものとみられる血痕がついていたことが分かりました。
遺体が発見された山梨県小菅村の山中では、28日に引き続き、捜索が行われています。午後2時前には、下流の規制線からさらに数百メートル下がったあたりまで捜査員が出て、沢の様子や付近のバス停などを撮影して調べていました。
この事件は、今年6月に東京・江戸川区の自宅を出てから行方が分からなくなっていた当時18歳の野本結梨香さんの遺体が山梨県内の山林で見つかり、会社員の堀俊哉容疑者が死体遺棄の疑いで28日に逮捕されたものです。警視庁が、堀容疑者の供述に基づいて山梨県内を捜索したところ、白骨化した遺体の一部が見つかり、警視庁は29日も午前から捜索を続けています。
これまでに野本さんと交際していた31歳の男が、借りた車を返却せずに使い続けた横領の疑いで逮捕されていることが分かっていますが、その後の捜査関係者への取材で、男が使っていた車は今年7月、江戸川区内に放置されているのが見つかっていて、車の後部座席には血痕があり、DNA型が野本さんのものと一致していたことが新たに分かりました。
また、警視庁が男の自宅を家宅捜索したところ、野本さんのものとみられる血痕が付着した靴が見つかったほか、野本さんのものとみられる衣類や日用品もあったということです。
警視庁は、男が、野本さんが行方不明になった経緯について何らかの事情を知っているとみて詳しく調べる方針です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする