気に入らない部員に「変質者」、成績が悪い順に「ナンバー1」「ナンバー2」…バスケ部顧問戒告

和歌山県教育委員会は1日、勤務先の県立高校で女子生徒を盗撮した40歳代男性教員を懲戒免職処分に、また部活動中に不適切な言動をした男性教諭2人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。いずれも処分は11月30日付。
発表によると、懲戒免職となった男性教員は11月16日の放課後、SNSで女子生徒を呼び出し、教室の片づけ中にスカート内をスマートフォンで撮影した。
異変を感じた生徒が翌日、学校に相談して発覚。県教委の調査に教員は「性的欲求を満たすためだった」とし、校内で別の生徒や教職員も盗撮したと説明しているという。生徒は県警に被害届を提出。県教委は生徒の保護を理由に教員の勤務先や氏名、職種などを明らかにしなかった。
戒告の2人のうち、耐久高で男子バスケットボール部の顧問を務める男性教諭(52)は6~10月、学業が振るわない部員に対し、成績が悪い順に「ナンバー1」「ナンバー2」と呼んだり、気に入らない部員に「変質者」と暴言を吐いたりしたという。
また、星林高硬式野球部の監督の男性教諭(47)は5~8月、練習や試合でミスをした部員に「負けたらお前のせいだ」と 叱責 するなどし、部員全員が練習をボイコットする事態を招いた。

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