7日午前5時半頃、秋田県由利本荘市西目町に設置されたクマ監視カメラに、成獣とみられる1頭の歩く様子が捉えられた。
同市は先月中旬から、NTT東日本秋田支店の協力で、自動撮影カメラによるクマ出没・捕獲監視の実証実験を行っている。これまでに、カモシカ、ハクビシンなどが映っていたが、クマは初めて。
クマは画面左手の草地と林の間を往復していた。人工知能(AI)がクマと判別し、自動メールで担当課や猟友会員に送ってきた。
同市農山漁村振興課は「今月に入ってクマの目撃はないが、カメラを通し今も冬眠せず活発に活動しているのが確認された」と話していた。