山本代表率いるれいわ新選組が10日、東京・渋谷、原宿で「増税?ダメ絶対!」デモを行い、約1000人が練り歩いた。
山本氏は「政府は来年1回だけお得にする(所得税減税)というが、もたない。年を越せない人もたくさんいる。今やるべきは現金給付。カネ持ちからはあとで搾り取ればいい」と大石晃子、櫛渕万里両共同代表らと消費税減税や廃止、インボイス廃止などを訴えた。
今年9月から全国各地で行ってきた増税反対デモはこの日が年内最後。イスラエルのガザ侵攻に反対する「FREE GAZA」のシュプレヒコールも加わり、4つの班に分かれて、神宮通公園から表参道交差点、原宿駅前、渋谷スクランブル交差点を経由し、スタート地点まで約2時間にわたって、練り歩いた。
山本氏は「キックバック給付金! 政治家だけがノルマを果たしてキックバックですか? 政治の世界ではキックバックが当たり前のようです。この国のオーナーである国民にキックバックするのが筋。国民にキックバックを求めます!」と自民党の政治資金パーティーを巡る裏金問題に引っ掛けてのシュプレヒコールも忘れなかった。
クリスマス商戦でにぎわう街中で、れいわの顔でもある山本氏は4つの班を行き来。最も人が集まる渋谷スクランブル交差点前では4回中、3回も登場し、アピールに余念がなかった。