東京の井の頭自然文化園は、飼育しているニホンリスの体に寄生虫を駆除する薬を塗ったうえ、巣箱などに殺虫剤を散布したところ、31匹が死んだと発表しました。
井の頭自然文化園によると、今月4日、園で飼われている40匹のニホンリスの体に衛生対策として、寄生虫を駆除する2種類の薬を塗り、巣箱などに殺虫剤の散布を行ったところ、11日の朝までに31匹が死んだということです。
2種類の薬と殺虫剤は、過去に使用したことがあったものの、3つを同時に使ったのは今回が初めてで、薬剤による中毒の可能性が否定できないということです。
園は現在、外部の研究機関などに検体を送り、病理検査を行っていて、原因が分かり次第公表するとしています。