今年の漢字は「税」に決まる 京都・清水寺で貫主が揮毫

漢字1字で世相を表す「今年の漢字」が「税」に決まり、清水寺(京都市東山区)で12日、森清範(せいはん)貫主(かんす)(83)が縦1・5メートル、横1・3メートルの和紙に大書した。「税」が選ばれるのは、消費税率が8%に引き上げられた2014年以来で2回目。
公益財団法人・日本漢字能力検定協会(同区)が公募した。応募総数14万7878票のうち「税」は5976票を集めて最多に。物価高騰で生活が苦しくなる中、増税や減税が議論されたこと、インボイス制度の開始で自営業者らが対応に追われたことなどが理由に挙げられた。
2位は「暑」、3位は「戦」、4位は「虎」。阪神タイガースファンの森貫主は「38年ぶり(に日本一)の虎は日本一にはなりませんでした」と笑い、「世の中を良くし、人々を幸せにする税になってほしい」と語った。【南陽子】

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