他人の遺骨を収骨させた斎場、骨つぼから元に戻してやり直し…職員が名前確認時に「思い込み」

滋賀県近江八幡市船木町の斎場「市立さざなみ 浄苑 」で、遺族に他人の遺骨を収骨させるミスがあったことが11日、わかった。
市によると、10日午後1時半と同40分に、火葬が終わった2人の遺体の収骨を別々の部屋で予定していたが、斎場職員が、同40分に収骨予定だった遺族を1時半の収骨室へ案内。収骨されている最中に、本来の遺族がこの部屋に入ろうとして、取り違えが判明した。
斎場は指定管理者が運営しており、斎場と市は、双方の遺族に事情を説明して謝罪。骨を骨つぼから、もとに戻すなどして収骨をやり直してもらったという。
市の聞き取りに対し、斎場職員は、先に到着した人たちが先に収骨する遺族だと思い込んでいたといい、「名前を確認した際、遺族が『はい』と返事をしたような気がした」と説明。市は、確認作業を遺族の方から名前を言ってもらう方法に変更するほか、収骨室に遺族名を表示するなどの再発防止策を講じる。

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