自民党安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、同派の萩生田光一政調会長(60)は14日に辞表を提出する意向を固めた。後任が決まるまでは、政調会長の職務を続ける方向で調整している。
岸田首相(党総裁)は14日に、同派の松野博一官房長官(61)ら4閣僚らを交代させる。首相は党執行部でも、萩生田氏のほか、安倍派の高木毅国会対策委員長(67)と世耕弘成参院幹事長(61)を交代させる方針だ。萩生田氏は「人事は首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と強調していた。