富山県西部南の平地では雪が降り続き、大規模な交通障害の発生するおそれが高まっています。富山地方気象台は、南砺市川西で22日(金)0時までの3時間に20cmの顕著な降雪を観測したとして、0時47分に「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。また、東部北の平地でも雪が降り続き、入善町上野で22日2時までの3時間に20cmの顕著な降雪を観測したとして、2時53分にも「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。(22日(金)3時更新)強い雪は朝にかけて続く見込みです。立ち往生等による車両渋滞・滞留等が発生するおそれがあるため、大雪地域では車での走行を避けてください。
「顕著な大雪に関する気象情報」とは
顕著な大雪に関する気象情報とは、「短時間の大雪に対して一層の警戒を呼ひかける情報」ともいわれ、短時間に顕著な降雪が観測され、その後も強い降雪が続くと見込まれる場合に、一層の警戒を呼びかけるために提供される情報です。東北から山陰にかけての主に日本海側の地域を受け持つ気象台から発表されます。情報が発表された地域の周辺では、短時間に顕著な降雪によって深刻な交通障害の発生するおそれが切迫しているため、業務上必要な場合であっても、タイミングや通行ルートの変更などを積極的に行うようにしてください。
「自分は大丈夫」は命取り
立ち往生は登り坂区間で発生しやすい現象です。一台が坂の途中で進めなくなって停止してしまうと、後続車も減速・停止して発進出来なくなる車両が出始め、渋滞が発生します。渋滞にはまったドライバーは迂回や引き返しを選択する人もいますが、状況がわからないと周囲に同調してそのまま様子をみる人のほうが多く、しばらく停車し続ける車両が続出します。このように、渋滞でしばらく様子をみるつもりであったり、渋滞なら仕方ないと待機をしているうちに、引き返すことの出来ない状況になって大規模な車両滞留に発展してしまうパターンが多いといわれます。立ち往生してしまったドライバーの中には、自分が立ち往生に遭遇するとは思ってもみなかったという方もいます。同様に「前回大丈夫だったから今回も大丈夫」が通用しないこともあります。過信せず、知識を得て、都度適切な情報を入手し、そしてやむを得ない事情がない限りは無理をしないことが大切です。