女性記者にセクハラ 国税庁男性幹部職員(50代)を懲戒処分

国税庁は男性幹部職員が報道機関との懇親会で女性記者にセクハラ行為を行ったとして、懲戒処分にしたと発表しました。
国税庁によりますと、課長室長級の50代の男性職員は今年7月下旬、ほかの国税職員1人を含む4人が参加した報道機関との懇親会で飲酒した際、同席した女性記者を不快にさせる性的な言動を繰り返すセクハラ行為を行ったということです。
先月、女性記者が所属する報道機関を通じて国税庁に被害を申し出たことで事態が発覚しました。
国税庁は人事課長が女性記者に謝罪した上で、50代の男性職員を今日付で「減給1か月」の懲戒処分としました。
男性職員は「被害者の気持ちを深く傷つけたことについて真摯に反省している」と話しているということで、国税庁の山本学広聴室長は「セクハラは決して許されるものではないと考えており、誠に遺憾なことであると受け止めております」「職員の服務規律の遵守について、更なる徹底を図ってまいる所存です」とコメントしています。
国税庁によりますと、今回の処分は「本来対等な関係であるべき報道機関と取材対象者の関係で、優越的な立場を利用する形で性的な言動が行われたことについて真摯な対応を促すとともに、セクハラは尊厳を奪う許されない行為であることを広く知ってほしい」との女性記者の意向をふまえ公表したということです。

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