三重・鈴鹿のアパートで男性死亡、殺人と断定 首に絞められた痕

9日午後3時35分ごろ、三重県鈴鹿市末広北2のアパートの一室で、この部屋に住むアルバイトの近藤康夫さん(77)が死亡しているのを、訪れた親族が発見し、県警鈴鹿署に通報した。10日に遺体を司法解剖した県警は、何者かが首を絞め殺害したと断定し、同署に捜査本部を設置した。
県警によると、死因は首を圧迫されたことによる窒息で、8日午後9時~9日午前6時の間に死亡したと推定される。近藤さんは1人暮らしで、連絡が取れず心配した親族が9日、アパートの管理会社に借りた合鍵で施錠されていた室内に入ったところ、居間で倒れ、首に衣類が巻きついた状態で見つかった。首にはこの衣類で絞められたとみられる痕があった。
現場は伊勢鉄道玉垣駅から北西に約1キロ離れた、アパートなどが建ち並んだ住宅街。近藤さんは計12部屋ある3階建てアパートの1階に住んでいた。近所の女性(87)は「近隣住民との交流はほとんど無かったと思う」と話した。近藤さんを見たことがあるという70代女性は「どこにでもいる普通のおじさんという印象。本当に驚いた」と述べた。【原諒馬、寺原多恵子】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする