連続企業爆破事件のうち昭和50年に起きた事件に関与したとして、警視庁公安部が爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる男の身柄を確保したことが26日、判明した。
男が入院している神奈川県内の病院前には午後5時半ごろ、報道陣ら約20人が集まり、騒然とした雰囲気に。病院周辺にいた人々も、驚いた様子だった。
連続企業爆破事件のうちの一つ、三菱重工ビル爆破事件に自身のおじが巻き込まれた経験があるという横浜市のタクシー運転手、中村浩一さん(64)は「当時の話を何度も聞いた。その犯人が見つかったんですか」としばし絶句。
桐島容疑者が発見された病院について「とにかく大きな病院。多くの患者に紛れて、ばれないと思ったのだろうか」と話した。