学習指導要領を逸脱して性に関する授業を行った教諭が停職処分を受けました。「命の大切さを教えたかった」などと弁解しているということです。 大阪府教育委によりますと、茨木市立の中学校の男性教諭(30代)は去年7月、学習指導要領を逸脱して、理科の授業で「ヒトの性にまつわる話」という授業を複数回行い、停職6か月の処分を受けました。教諭は生徒に対して「望まない妊娠を防ぐにはどうすべきか」と繰り返し質問するなどして、受講した中学3年の生徒175人のうち過半数が不快感を訴えたということです。男性教諭は「命の大切さを教えようと思った」と話しているということです。 また、府立高校の男性教諭(40代)は去年11月、男子生徒を後ろから羽交い絞めにして一時的に意識を失わせたとして、減給6か月の処分を受けました。 府立支援学校の男性教諭(50代)は、生徒が乗った車いすを数メートル押し出すなどの行為を行ったとして、停職1か月の処分を受けたということです。この教諭は「生徒が喜ぶならいいだろうと思った」と話しているということです。