【速報】過去の処分歴隠し経歴詐称で採用試験を受験 府立学校の実習助手を懲戒免職『過去に生徒へわいせつ行為』

大阪府教育委員会は、府内の学校の教職員ら7人の懲戒処分を発表しました。 処分発表された教員のうち大阪府立高槻支援学校に所属する39歳の実習助手は、2004年に府立学校の実習助手として採用されましたが、2008年6月ごろに勤務する学校において女子生徒にわいせつな行為をしたとして、懲戒免職処分となりました。しかし、その後、2019年に府立学校の実習助手として採用試験を受けた際に、過去に処分を受けたことを隠し、提出書類の虚偽の記載をして合格したということです。 2022年9月に現在の学校の校長が実習助手を知っていた教員から話を聞き、調べたところ、虚偽記載が発覚したということです。聞き取りに実習助手は「仕事に未練があり、処分のことを正直に伝えると採用されないと思った」などと話しているということです。府教委はこの実習助手を30日付で懲戒免職処分としました。▼支援学校勤務の男性教諭「生徒の車いすを2~3m先に手放しで押し出す」「ヒップアタック」など不適切行為 府立の支援学校に勤務する58歳の男性教諭は、去年2月~3月にかけて高等部で車いすで校内生活を行う生徒に対して、放課後の送迎バスの待ち時間に生徒が乗る車いすを押しながらジョギング程度の速さで走ったり、2~3m前方に手放しで押し出し、前方に受け止める、押し出した車いすを別の生徒に受け止めさせる行為を複数回繰り返すなど不適切な行為があったということです。また、別の生徒の腰付近に尻を押し当てる「ヒップアタック」という行為も行っていたということです。教諭は府教委の聞き取りに対して、「親近感をもって、コミュニケーションの一環だった」などと話しているということです。府教委は教諭を停職1か月の懲戒処分にしたということです。▼府立高校の教諭 生徒に「スリーパーホールド」などの行為 また、府立高校に勤務する48歳の男性教諭は去年11月、文化祭の片付けのため、担任するクラスの飲食ブースに戻る途中、下足場の出入り口扉付近に輪になって話していた生徒の1人に対して、プロレスでの締め技の1つである「スリーパーホールド」の形で生徒の首元に両腕を絡めて5秒程度羽交い絞めにしたということです。その結果、生徒は意識を失ってその場に倒れこみました。その後、教諭が生徒の肩をたたいたところ、生徒は意識が戻ったということです。被害生徒は「もう大丈夫です。楽になりました」と話したため、教諭はクラスが行っていた飲食ブースの片づけに戻りました。 しかし、別の場所に移動した生徒は友人と話している最中再び意識を失って倒れこみ、その後救急搬送されました。病院の検査では体に異常はなかったということです。生徒は教諭に恐怖を感じ14日間学校を欠席したということです。 教諭は聞き取りに対して「ふざけて、驚かそうと思った」などと話しているということです。 府教委は男性教諭を減給6か月の懲戒処分にしました。 この他にも学校に無断で「人工妊娠中絶や避妊の方法など」に関する話を行った31歳の茨木市立中学校の男性教諭が停職6か月、府立堺支援学校の実習助手は欠勤を繰り返し、勤務を休む理由を偽るなど虚偽の報告を繰り返したとして、懲戒免職処分となっています。

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