愛知県弥富市のアパートで3人が死亡した火災で、殺人と放火などの疑いで逮捕された男が、死亡した1階の住人2人を狙って犯行に及んだとみられることがわかりました。
弥富市の会社員・佐藤忍容疑者(61)は、今月3日、弥富市にある木造2階建てアパートに火をつけ、住人の男女3人を殺害したなどの疑いで30日、送検されました。
1階の部屋に同居する窪米三さん、南由美さんそして、2階に住む後藤一夫さんが死亡しましたが、その後の捜査関係者への取材で、佐藤容疑者が窪さんと南さん2人が部屋にいることを確認した上で、犯行に及んだとみられることがわかりました。
佐藤容疑者は2人の部屋の玄関先に山積みされていた衣類に火をつけたとみられていて、調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は、佐藤容疑者と窪さん南さん2人の間に何らかのトラブルがあった可能性もあるとみて動機などを慎重に調べています。