糖尿病の治療薬がダイエット目的で利用され健康被害などのトラブルが起きている問題を受け、厚生労働省が「医療広告ガイドライン」を見直す方針を示しました。
インターネット上で「やせ薬」として紹介された糖尿病患者向けの治療薬が、オンライン診療でダイエットのために処方され、副作用に関する説明が不十分なことなどによる健康被害などが相次いでいます。
これを受けて厚労省は、医療機関のホームページなどの広告を規制する「医療広告ガイドライン」を見直す方針を示しました。
見直し案では、未承認薬や承認薬であっても原則として決められた使用方法に従って使用されない場合には副作用が起きても救済の対象にならないことなどを広告に明記することを求めています。
厚生労働省は早ければ今年度中にガイドラインを改正したい考えです。