室町時代の「最古の輪島塗」破損…輪島・重蔵神社の本殿内陣の扉、床に倒れ突起部折れる

「現存する最古の輪島塗」とされる石川県輪島市河井町の 重蔵 神社にある「本殿内陣の扉」の一部が能登半島地震で破損したことがわかった。塗りが施された表面部分は目立った損傷はないという。
神社によると、本殿内陣の扉は、室町時代の1524年に輪島塗が施されたという。塗り直しながら受け継がれ、1910年の大火で本殿が焼失した際も無事だった。観音開きの扉が一対で市の有形文化財に指定されている。
地震の約1週間後に神社が確認したところ、拝殿に設置されていた扉が床に倒れ、展示用の木枠に固定する突起が折れていた。境内の蔵で保管中で、神社は損傷を精査した上で修復する予定という。

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