過去に元草津町議が立件も、捜査は長期化しがち サッカー伊東純也選手が訴える虚偽告訴罪

サッカー日本代表の伊東純也選手(30)が女性の同意なく性行為に及んだとして刑事告訴された問題は、伊東選手側も1日、事実無根だとして虚偽告訴罪で大阪府警に告訴する事態になった。ただ、虚偽告訴事件は双方の主張が真っ向から対立するため、事実関係の精査に時間がかかりがちだ。
虚偽告訴罪は他人に刑事処分などを受けさせるため、虚偽の内容で捜査機関などに告訴する罪で、刑法172条に規定。法定刑は3月以上10年以下の懲役となっている。
警察庁の統計では、1年間の認知件数は40件前後で推移。密室での行為を巡って争われる性犯罪などに多いとされる。ただ、双方の言い分が食い違っていることから捜査は長期化しがちで、立件に至るケースはさほど多くないとされる。
群馬県草津町長が町議だった女性にわいせつ行為をしたとして告訴された事件では、元町議が令和4年10月、虚偽告訴などの罪で在宅起訴された。

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